77歳になった母親の喜寿を祝うために、都会で暮らす6人の兄弟たちが帰ってきた。彼らを出迎えたのは三男の三郎。できの悪い三郎は兄弟の中で唯一都会に出ず、家に残って両親や未亡人となった義姉と暮らしているのだ。勉強ができて社会的地位のある兄弟たちはそんな三郎のことをバカにする。一方、三郎は滅多に親に顔を見せない兄弟のことを不満に思う。そこで兄弟たちは祝の席にもかかわらず三郎を仲間外れにするのだが…。